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キューブリック最後の映画のテーマは、反お●んこ--「アイズ ワイド シャット」(1999)

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 「博士の異常な愛情」「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」「バリー・リンドン」そして「シャイニング」などの名作を遺したスタンリー・キューブリック監督。「アイズ ワイド シャット」は、彼の最後の映画です。キューブリックは、この映画の試写の数日後に、心臓発作で亡くなりました。

 主演はトム・クルーズとニコール・キッドマン。現在は離婚していますが、当時は夫婦でした。ハンサムボーイと日本人好みのかわい子ちゃん。映画の中でも夫婦役です。出演が決まった段階ですでにハリウッドセレブとしての地位は確保していましたが、それでも、キューブリック作品の主演を張るというステータス獲得のため、他のおいしい仕事を断り、400日を超える長期撮影に耐えました。

 この映画は、成人指定(NC-17)されながらも、興行的にはキューブリック作品中最高の収益を上げています。ただ、評価としては「最高点」をつける人は少ないようです。「なんだか、意味がわかんない」とか「夫婦ケンカした後の仲直りは、セックスするのが一番っていう映画」なんてコメントしている人もいました。

 わたしは、キューブリックがこの映画に込めたメッセージは、すごく単純で、「あー、おまえら、そうやって、いつまでもファックのことばっかり考えて死んで行けよ」ということなんだと思います(笑)。

 制作当時、もう70だったキューブリックは、たぶん、うんざりしていたんでしょうね。「世の中、ファック、ファック、ファックだらけ。人間って結局そこかよ」と。

≪以下、ネタバレの可能性あり≫

 わたしは、この映画の初見で、「なんて嫌味な映画だ」と思いました(笑)。トムとニコールは「巨匠の作品だから」とイギリスに生活拠点を移してまで仕事に打ち込んでいたわけですが、このキャスティングは、2人が、「それなりにいい生活をして、それなりに社会的地位はあるけど、どうにもおつむが悪くて、幼くて、しかもそのことに自覚がまったくない人」というキャラにピッタリだから、という理由以外あり得ません(笑)。最後まで、ずっとそうしたキャラとして2人を描いています。

 トムが演じる「ビル」は開業医、ニコールはその妻「アリス」を演じています。ビルは医師ですからそれなりに地位もあるわけなのですが、ただの高級町医者で、クリニックを経営しています。最先端医療の研究者とか、難病に挑む臨床医でもなく、ERで泥まみれになって働いているわけでもない。2人は30手前の設定だったと思いますが、7才になる娘がいます。ということは、割と早くに親になっているわけですね。

 妻のアリスは、どうもただの専業主婦のようなのですが、次の子供をつくるわけでもなく、外で働くでもなく、色気だけが、ムンムンとそのたたずまいから漂ってきています(笑)。

 この手の「中の上の階級」の夫婦がよくやることを、2人はお約束のようにやっくれます。子供が寝た後のお楽しみ、マリファナ吸って、いい気分、というやつですね(笑)。

 そこで、ビルが妻をほめたたえます。君は素晴らしいと。妻としても母としても。僕は君と結婚できて幸せだと。まぁ、葉っぱ吸って、これからセックスするわけですから、そういうことも言うわけですね(笑)。

 すると、アリスは「はぁ?」と自分も葉っぱで気持ちよくなっているのに、急に、反駁しだします。「何言ってんのよ、妻と母だけやってんじゃないのよ、あたしは。あんたと全然違うマッチョな男としてみたい、なんてことも考えるんだから。女なんだから、あたしはっ」みたいなことを言うわけです。

 わたしが、ビルなら、「え、それもっと詳しく教えて。どうやってしてたの? ん? あれはでかいの?」なんて聞いて、萌えちゃいますが(笑)、ビルは、それを聞いて、バッドに入ってしまいます(笑)。「えーーー、なんてこった。君、そんなこと考えてたのかぁ」って頭を抱えてしまいます。

 個人的には、そういうことは、もっと早く学んでおけよ、と言いたくなるのですが・・・(笑)。

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 要するに、この2人、どうも幼いんですね。7才の子供がいるのに、2人になると、ガキみたいなことで怒ったり、落ち込んだりしている。

 大体、妻の名前がアリス、です。不思議の国のアリスですね。穴に落っこちて、奇妙な冒険の夢を見て、ああ、夢だった、よかったぁ・・・っていう子供なんですね(笑)。分別のある大人の女性は、旦那に「わたしだって浮気願望あるんだから」なんて言いません。黙って、相手を探して楽しみます。夫に対しては、「いつまでも、妻として、母としてがんばるわ」と言っておくものです(笑)。

 アリスが幼いというか、大人ではない、ということを示唆しているシーンが、もう1つあります。

 夫のビルとともに、彼のお得意様の金持ちのパーティーに出かけるのですが、このときの服装が、妙になまめかしい(笑)。黒がベースになっているのですが、肌の露出が多く、どこかの企業のレセプションパーティーに出かける感じの服装です。

 その金持ちは、大きな屋敷を構えていますが、成金とは反対の、代々続く金持ち家系という感じに描かれています。そこに、お抱え医師の妻として出席するわけですから、もっと地味な感じにするのが普通です。

 ところが、演じるのがニコール・キッドマンですから、颯爽とドレスを着て、また、それが違和感なく似合ってしまう(笑)。夫のビルも、「おまえ、そんな派手なドレスやめろよ。子供もいるのに」なんてことはいいません。

 アリスはパーティー会場で、ビルとはぐれてしまい、1人でシャンパンか何かを飲みながら、ダンスホールでぼんやりとしています。そこに、ハンガリーかどこかの出身だという中年の紳士があらわれ、アリスはダンスを踊りながら口説かれます。夫がいるといっても、その男は、まったく意に介しません。

 このシーンは、アリスの浮気願望を強調するシーンとも受け止められますが、一方で、男はアリスのことを商売女か、欲求不満で男の誘いを待っている女のように思っている節があることに気づきます。でなければ、「夫がいるんです、一緒に来ているんです」という女性に、それでもしつこく口説くなんてことはいないはずです。まぁ、こういう場合、「僕の部屋がすぐ近くにあるんだ」なんていいながら、会場のトイレに連れ込んでやっちゃうのが、お決まりですが(笑)。

 もちろん、そんなことは起こらず、幼い大人のアリスの貞操は守られます。

 一方、ビルは女房の浮気妄想を聞いただけで、動揺してしまう初心な青年なので(笑)、患者の娘に言い寄られても、モデル崩れの半プロの女の子に誘われても、怪しげな貸衣装屋のロリッ子に見つめられても、秘密の会員制乱交パーティに潜入して現場を目撃しても、セックスはしません。

 もう、この映画のビルの冒険譚は、アダルトネタの宝庫というか、定番のシチュエーションの連続で(笑)、「巨匠、けっこう、いろいろネタ知ってるんですね、どこから仕入れてるんですか?」と言いたくなります(笑)。

 結局、ラスト近くに、決定的なシーンがあり、観客も、これまで見ていたことが、すべて現実のことだったのだということを知ります。そしてビルは、冒険譚の中身をアリスに打ち明けます。

 アリスは、涙を見せますが、親子3人で買い物に出かけた場所で、「私たちにいま必要なのはファックよ」とビルに言います。

 この映画は、「夫婦の嫉妬」がテーマといえなくもないし、「eyes wide shut」というタイトルからして、「結婚してからは、あまり、相手のことを詮索しなさんな。それが長続きの秘訣ですよ」というのがテーマともいえるかもしれません。あ、このタイトルの意味については、映画評論家の町山智浩氏が言ってました(笑)。

 しかし、どう考えても、そんな人生訓めいたありきたりのことを、キューブリックが言いたいはずがないのです(笑)。

 映画の中で「ファック」に振り回されているのは、幼い精神性を持った主人公だけでなく、2人をパーティに招いた、金持ちのおっさんもそうなのです。彼は素晴らしいスタイルの女性と楽しんでいる最中、間違って彼女をドラッグのオーバードースの状態にさせてしまいます。彼は、高級町医者のビルを呼んで彼女を蘇生してもらい、金をちらつかせて、秘密にしてくれと頼みます。そう、由緒正しき上流階級の初老のおっさんは、トラブル処理も性欲処理もすべて金の力を使うのです。あるだけ、うらやましいですが(笑)。

 この金持ちは、ビルが資格もないのに忍び込んだ、乱交パーティにも参加していることが後でわかります。乱交パーティといっても、みんながベネチアンマスクをかぶり、見事なスタイルの女性たちとかわるがわるセックスしているだけです。ポチャさんもガリさんも、おチビちゃんも、ピチギャルも、おばさんらしき女性もいません。香を焚いて、儀式めいたことをしていますが、ただの、「売春婦共有パーティ」なのです(笑)。そして、ひたすら秘密保持に走ります。たとえ、人の命を奪っても・・・。

 金持ちのすることと言っても、結局は、「ただのファック」でしかなく、そこには参加資格のないただの開業医のビルも、行動には移しませんが、女房の一言で、「ファック」に振り回されてしまう・・・。上から、下まで、みんなファック、ファック、ファック(笑)。朝から晩までファックしているわけでもないし、始終ファックのことを考えているというわけではないけれど、ふと日常の中のエアポケットみたいなところにはまると、ファック、ファック、ファック(笑)。おまえら何なんだ。人間の真実って、これのことか、とキューブリックは苦笑まじりに言いたかっのかもしれないな、と思うのです。

 そして、極め付けが、ラストのアリスの「私たちにいま必要なのはファックよ」というセリフ。

 おそらく、家に帰り、夫婦の絆を取り戻すため、ビルとアリスは激しくセックスするでしょう。そして、アリスは妊娠するかもしれません。2人の子持ちになったビルは、アリスに浮気妄想をもっと語らせて楽しんだり、冒険で知り合った女たちとセックスするかもしれません。金持ちのおっさんと、どこかの女を共有して楽しむかもしれない。アリスも夫に隠れて、パーティに出て、一晩だけのセックスを楽しむようになるかもしれない・・・。子供をベビーシッターに預けて・・・。そのベビーシッターとビルが・・・(笑)、そして何年か過ぎ、ビルとアリスは、再び夫婦の危機を迎え、アリスが、また「私たちにいま必要なのはファックよ」と・・・。2人は離婚しないかぎり、孫ができてからも同じことを続けるのではないのでしょうか。

 そういうお前の書いているものも、ファック、ファック、ファック、じゃないかと言われてしまいそうですが(笑)、本人としては、ファックそのものを描いているつもりは、まったくないのです。この映画は、ファックそのものを描いた映画です。身も蓋もないことをテーマに1年以上も映画作りを続けたキューブリックは、ものすごい人だと改めて思います。

(おわり)
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tag : 浮気

 
 

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